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『人は話し方が9割』シリーズ3冊の要約を紹介!相手に好感を持たれるコミュニケーションスキル

人の悩みの多くは人間関係にあると言われています。

極度の人見知りである私は、対人関係でのストレスはかなりのものです。

学生時代なら、話したくない時は自分の殻にこもってもいられました。

しかし、社会人になり、家族も持ったことで、なかなかそうは言っていられない状況になって来ました。

「会話に対する苦手意識をなくし、良好な人間関係を築いていきたい」と思い、本屋で見る機会が多く気になっていたベストセラー本『人は話し方が9割』を読むことにしました。

『人は話し方が9割』シリーズとは?

『人は話し方が9割』シリーズとは、『人は話し方が9割』、『人は聞き方が9割』、『リーダーは話し方が9割』の3冊のことです。

著者の永松茂久さんは、3坪のたこ焼き行商から商売を始め、飲食業で大成功、その経験を活かして講演や執筆活動を行っている方です。

『人は話し方が9割』は2019年に発売されて以来、2023年まで売上総合1位を継続し、「令和で1番買われた本」と言われています。

日常生活の中で、相手に好感を持たれるようなコミュニケーションスキルが紹介されており、人見知りの人や、人間関係に悩みを抱えている人におすすめのシリーズです。

『人は話し方が9割』シリーズ3冊の要約

ここからは『人は話し方が9割』シリーズのそれぞれの要約を紹介していきたいと思います。

『人は話し方が9割』の要約

シリーズ1冊目、現時点において令和で1番売れている本と言われている『人は話し方が9割』の要約を紹介していきたいと思います。

タイトルでは「話し方」とありますが、例えば、芸人のように聞いている人を大笑いさせるトークや、相手を論破するテクニックなどが書いてある訳ではありません。

この本は「聞き方」の本です。

日常生活のコミュニケーションが円滑に進むコツは、聞き上手になることです。

この本は、いかに相手に気持ちよく話をさせるかという方法が書かれた本なのです。

まず、シリーズを通して語られる、コミュニケーションにおける三大原則として、

  • 人は自分への関心が1番強い
  • 人は自分のことを分かってほしい生き物
  • 人は自分のことを分かってくれる人に好意を持つ

ということが挙げられます。

そのため、相手を会話の主役にして、気持ち良く話してもらえば、こちらが面白い話をしなくても相手から好意を持ってもらえるということです。

そして、相手の話を広げてテクニックとして、拡張話法が紹介されています。

拡張話法には、

①感嘆

②反復

③共感

④称賛

⑤質問

があります。

この本では、拡張話法のキーワード集をトイレの壁などに貼っておき、普段から拡張話法を使いこなせるように準備しておくことを勧めています。

その他にも、

  • 人は失敗に共感するので、しくじった話をストックしてネタ帳を作っておく
  • 好かれることも大事だが、まずは嫌われないことが大事、余計な一言等言わないようにする
  • 内容ではなく、感情に寄り添い共感する
  • 会話に困ったときは、①食べ物②出身地③ペットの話題がオススメ

などの細かいテクニックが紹介されています。

『人は聞き方が9割』の要約

シリーズ2冊目は、『人は聞き方が9割』です。

これは、1冊目で1番大事だと強調されていた「聞き方」のテクニックを、さらに掘り下げた本になります。

口下手でも、聞き方を身につけることで会話上手になることはできます。

聞き上手のメリットとして、

  • 語彙力が少なくていい
  • インプットが増える
  • 感情が読めるようになる
  • 相手を不快にさせるリスクが減る
  • 人生の幅が広がる
  • 沈黙をおそれなくてすむ
  • 人の評価が上がる

ということが紹介されています。

「魔法の傾聴」テクニックとして、重要なものは

①表情

②うなずき

③姿勢

④拡張話法の「感嘆と称賛」

が挙げられています。

そして、聞き上手が人から嫌われないよう、絶対にやらないこととして、

①否定しない

②押しつけない

③競わない

④急かさない

⑤答えを言わない

⑥遮らない

⑦ツッコまない

⑧干渉しすぎない

⑨漏らさない

が紹介されています。

『リーダーは話し方が9割』の要約

3冊目は、『リーダーは話し方が9割』です。

前2冊がプライベートや日常生活でのコミュニケーションの本であったのに対して、本作はビジネス特化の応用バージョンになります。

前2冊と重複する部分もありますが、ビジネスの場、リーダーという立場により、コミュニケーションに求められる内容や必要なスキルが少し変わってきます。

プライベートでは嫌いな人とは距離を取れば良いですが、リーダーが苦手なメンバーと距離を取って会話しなくなるのは問題ですよね。

リーダーに必要なこととして、部下の「自己重要感」を高めることが挙げられます。

自分自身の存在を肯定できる「自己肯定感」はよく聞きますが、ここで紹介されている「自己重要感」は、これに社会的な立ち位置や実績が絡んでくるものです。

本書では「自己肯定感」を安心感、「自己重要感」を特別感と紹介しています。

リーダーは徹底的に相手の立場に立ち、相手の幸せにフォーカスして話すことで、部下の「自己肯定感」と「自己重要感」を高めることが重要です。

部下の自己重要感を高める話し方として

  • 相手を主役にする
  • 疎外感を与えない
  • 否定しない
  • 相手の興味・関心を知っておく
  • 未来にワクワクできるように話す
  • 「伝えたいこと」より「相手が興味ある」こと
  • 相手のことに集中する

等が紹介されています。

他にも、部下に嫌われない話し方や、大勢の前で話をする時のコツなども紹介されています。

聞き上手になれば人間関係で悩まない

シリーズを通して重要視されていたのは「相手に気持ちよく話させる」こと。

自分が面白い話をしなくても、聞き上手になれば、良好な人間関係を築ける。

人見知り歴30年の私でも、本書を読んだ後は人とうまく会話ができるような気になってきました。

まずは妻から本書で紹介されているテクニックを試して成功体験を積み、徐々に人見知りを克服していきたいと思います!

ちなみに、シリーズ3冊はすべてオーディブルで配信されています。

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ABOUT ME
山本玲
読書が趣味の31歳。 栃木県北部の小高い丘の上にマイホームを建て、首都圏から家族4人で移住しました。 地方移住&転職という人生の節目に、何か新しいことを始めたいと思い、小説の執筆と書評ブログを始めました。 マイペースに更新していくので、ぜひお読みください。